M4673●江戸明治和本等＞ウルユス弘方心得書健寿堂主人明治初年松尾丈右衛門

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商品の説明

●江戸明治和本●ウルユス弘方心得書
【判型】半紙本1冊。縦234粍。
【作者】健寿堂主人作・序。
【年代等】明治初年刊。［大阪］松尾丈右衛門（本店）ほか板。
【備考】分類「薬物」。『ウルユス弘方心得書』は、明和～天明頃に販売された「ウルユス」という薬を拡販するための手引書で、製造元と卸元が販売協力店の販促用に刊行したもの。ウルユスは始めて西洋風の名前が付けられた売薬で、「体内の毒を空にする」という意味で「空」という漢字を分解したウ・ル・ユに「ス」を加えて作られた造語と言われている（異説もある）。野尻佳与子「カタカナで名付けられた最初の売薬「ウルユス」について」によると、この名称は、蘭学ブームに便乗して命名されたものだがオランダ語ではなく、斬新さ狙ったものと思われる。同様に看板にも誤記ながらアルファベットの表記を用いていた（「くすり博物館だより」35号ほか参照）。『ウルユス弘方心得書』の目次によれば、本書は「能書（ノウショ）の次第心得の事」「効能病ゆるむ心得の事」「大便下る効能心得の事」「薬用不行届心得の事」「当座の障り心得の事」「痰飲の症急場心得の事」「持病の症心得の事」「変病の類心得の事」「薬売切らし心得の事」「似寄薬贋薬心得の事」「引札ちらし配り方心得の事」「薬弘め方心得の事」の12項を記す。
★原装・題簽付・状態並み（表紙やや傷み）。稀書（全国に所蔵数カ所（国文学研究資料館DB））。◎この商品はメルカリ「和本倶楽部」と個人HP「往来物倶楽部」のみで販売しているものです。それ以外のショップは全て詐欺です。ご注意ください。