M4160●江戸和本等＞〈日用重宝〉女伝心鈔（女伝心抄）嘉永4年玉水往来物

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商品の説明

●江戸明治和本●〈日用重宝〉女伝心鈔（女伝心抄）嘉永4年玉水往来物
【判型】横本1冊。縦119粍。
【作者】玉水画。
【年代等】嘉永4年1月刊。［京都］井上治兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。本書は、裁縫・調理・暦占・通過儀礼・産育・四季礼法・年中行事等に関する記事を集めた女性教養書で、言わば女性用の『重宝記』兼『大雑書』。冒頭の「一、大意」で「上下の文のこゝろは双方和合をだいとして、女おさなきより御一代日用御心がけの宝とて、おさなき時は父母に孝行をつくし、稽古・手ならい・ぬい針の道、食事のととのへは女の道とし、柔和にして人にたいしあいさつやさしければ、しぜんかたちにそなはり、貞相そなはりたまへぬれば、女はおさなきより和合の道をまもりたまへるをしへの中にも、おんぬいはりのわざに付ては、針のこゝろ、きれのこゝろをさとり得てしぜん上達あらせられ、御婚礼のときのおんこゝろ得ふかく、お子たち様御せいじんにて御嫁取入にまで御こゝろ得ともなり…」と本書の効用を述べ、「少女つねづね此文に心よせ、くりかえしくりかえしすておかずながめ玉へば、なにとなくしぜん御心につうじぬれば、縫針、外にいろいろ文通あいさつ御こゝろにうかび自由成事。常の抄とはかく別に和合の道ふかければ、よそへ御かしづきなされ候とも針さしに御所持ありて、つねづね御透間に御ながめ」る座右の書とするように推奨する。以下、「二、年徳神の事」「三、ぬいそめの事」「四、女伝心の事」「五、煮焚の事」「六、女言葉遣ひの事」など64項目と「巾着仕立上の事」「くはんぜ形巾着の図」を収録する。巻頭口絵（色刷または単色刷）を始め、随所に裁縫図や挿絵を載せる。
★原装・題簽摩滅・状態概ね良好。稀書（全国に所蔵数カ所（国文学研究資料館DB））。
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